The Walking Dead Season10 Episode4/2019~(アメリカ)
脚本:ジェラルディン・イノア
出演:ノーマン・リーダス、メリッサ・マクブライド、キャサディ・マクリンシー、ジェフリー・ディーン・モーガン、他
新しいアポカリプスドラマ
・・先日『TWD』の最新シーズンを、酔った勢いで激しく勧めてしまった生粋の映画屋の先輩に、
「クソつまんねぇ。。」
と、直球のお叱りのコトバを頂きました。。。
・・・ええ、もう、ごもっとも過ぎて、穴があったら入りこんで、二度と出てきたくないくらい。。。
これ以上つまんなくなると、自分にとってはもう、営業妨害なんだよね!
という、コミュ障ぎみの自分のセンスの無さを全く棚に上げた屁理屈で、かなり身勝手なクレームをつけながも、ショーランナーのアンジェラ・カンの癖に、ちょっと戸惑ってます。。
・・これもう視聴ターゲットを、妙なサスペンス色を求める自分と同じ世代の主婦層に、だいぶ絞り込んできてるよね。。
青臭い友情とか希望なんかを、仮想現実の世界にしか求められない病んだジジイども&若年層は、完全に置いてきぼりにされてるよね。。。
なんてさみしく感じながら、オバサン達のよくわからん縄張り争いを見せ続ける演出に、すっかり興ざめしちゃってます。
・・どうにか、面白い展開にならないかな。。
もう諦めて、来年の春から始まるティーンエイジャーが主人公のスピンオフシリーズが始まる迄、『TWD』見るの止めちゃおうかな。。
それまで、ゲースロでお馴染みHBO制作の『チェルノブイリ』でも見てみようかな。。
それとも、『全裸監督』と『13の理由』の新シーズンが始まる迄、いっそNetflixから浮気して、VOD市場に新たに参入するAppleTVで11月から始まる新しいアポカリプスドラマ『SEE 暗闇の世界』にチャレンジしちゃおうかな。。
因みにこのドラマの主人公は、またまたゲースロでお馴染みのカール・ドラゴ事ジェイソン・モモアです!
・・と、まあ、肝心の『TWD』本編にどうしても期待が持てず、とにかくテンションが駄々下がりのまま、相変わらず現実逃避を続けている今日この頃です。。
以下、『ウォーキングデッド』シーズン10第4話のネタバレを含んだ上での感想です。
まだご覧になってない方はご注意下さい。
孤独との戦い
ミショーンとジュディスが食卓を囲む風景。
ダリルはそれを横目に、塞ぎ込むキャロルの元へと食事を届けている。。
寝静まる夜更けに、身体を重ね合わせているマグナとユミコ。
それと対照的に寝つきの悪い様子のエゼキエルは、孤独感を募らせていく。
やがて彼が窓外に物音を感じ部屋を飛び出すと、倒木が防壁を突き破る姿が・・
下敷きになった人々を、ジェリーが必死に救出している様子を目の当たりにすると、エゼキエルはキングダムの思い出が蘇り、足が竦んでしまう。。。
ジュディスを連れ、ヒルトップに向かっていたミショーンは、その道中で、森の中へ彷徨い入っていくエゼキエルの姿を見つける。
言い知れぬ不安が過り、その後を追うミショーン。
すると彼は顔面蒼白のまま、丘の上の淵に佇んでいる。
死に場所を探し求めていたエゼキエルに、救いの手を差し伸べるミショーン。
すると彼は徐に抱きしめ、ミショーンの唇にキスをする。。
アレキサンドリアで孤立を深めるリディアは、寂しさを紛らわす様にニーガンの元へ。
彼はリディアを優しく励ますも、その身の危険を案じたダリルは、二人を引き離してしまう。。。
絶望に打ちひしがれているエゼキエルに、過去の自分を重ね合わせるミショーン。
彼女は、そこから立ち直った先にも、更に待ち受ける孤独な試練の数々に涙を浮かべるも、その彼女の心境に共鳴したエゼキエルは、彼女を優しく慰める。。
朝方迄、倒木に挟まれている住民達の救出作業に追われているヒルトップの面々。
やがて、物音に集まるウォーカーの呻き声が聴こえると、ユミコやルーク達は門外でそれを食い止めようとする。
アレキサンドリアの食堂では、開き直ったリディアが皆の前で兎を捌いている。
その飛び散る血しぶきに、ハイウェイマンからの合流組が不信感を募らせていると、彼女は母の仕草を真似て、自分の唇に指を押し当てる。。
その不器用な彼女の行動に親近感を覚え、過度に住民を刺激しない様に促すダリルだったが、自らの闘争を誓ったリディアの固い決意の前に、その声は届かず。。。
・・やがて夜更けになり、リディアの元へ復讐にやってくるハイウェイマンの残党組。
彼らはリディアを街から追放しようとするが、リディアも彼らと同じ様に愛するヘンリーを失った苦しみを告げる。
しかし、それでも怒りの治まらない女の一人マーゴは、仲間にリディアを凌辱する様に告げる。
するとその寸前の処で彼女を押し退け、ニーガンがリディアを救出。
怯え切った様子の彼女を救い出す事に成功するも、彼はその際にマーゴを殺してしまった事に気づいてしまう。。。
リディアに怯えるセディクに代わり、ダンテが彼女の治療をしていると、その診療所にダリルがやってくる。
死んだ父親の影をニーガンに重ね合わせる彼女は、きっぱりとニーガンの善意をダリルに主張。
彼は複雑な感情に晒されながらも、その一部始終をキャロルに打ち明ける。
大勢のウォーカー退治に追われているマグナ達。
やがて劣勢に立たされている事を察知したユミコは撤退を示唆するが、マグナは懸命にウォーカーに立ち向かって行こうとする。。
遂に門が破られ、ヒルトップに押し入ってくるウォーカーの軍勢。
そこへ、ミショーン、ユージーン、ジュディスを従えたエゼキエルがようやく街に戻り、彼らは必死の戦闘の末、それを撃退する事に成功。
・・ヒルトップにいるミショーンに、無線でニーガンの顛末を報告しているダリル。
殺人を犯したニーガンの処遇を検討している事を彼が告げると、ミショーンはその評議会での議決権をダリルに託す。。
ニーガンの正義を鑑みるも、頑なに制裁を科す事を主張するアーロンに対し、セディクは、ウィスパラーズからの脅威に対抗する事を優先するべきと声を荒げる。
ミショーンから託された議決権でダリルが彼の無罪を主張すると、ゲイブリエルは判決の延期を宣言するも・・
度重なるそれぞれの街の災難に不信感を強めたミショーンは、無線で連絡の入ったオーシャンサイドに向かい、事の真相を確かめる事を提案。
そこに、ジュールズへの想いを募らすルーク、恩義を感じるダイアン等も加わるが、ロジータとの距離を保ちたいユージーンは、一人、ヒルトップに留まる事を決める。。
一夜が明け、閉じ込めておいたニーガンの元にエゼキエルが向かうと・・
もぬけの殻となった檻を前に、動揺が隠し切れないエゼキエルとアーロン。
そんな二人を尻目に、自分が脱走させた事を告げるリディアは、自ら牢屋へと入ってゆくが・・
彼女の潔白を確信しているダリルは、リディアの元へと向かう。
しかし彼女は、自責の念に晒されながらも、住民と打ち解けようとした事を語り始め・・
そして、アルファからの教え通りに、脅威に怯える人間達が作り出す心の闇に触れた事も告げた彼女は、その絶望から、檻の扉を開けるダリルにも近づこうとはせずに・・・
リディアの家の扉に落書きされた文字を消しているダリル。
“Silence the Whisperers”という不気味なその文字は、セディクの診療所を始めとした、街の至る処に描かれている・・・
・・ん・・?
アタマの中で補完しなきゃいけない事が多過ぎて、ちょっとストーリーの流れがよく分からなくなっちゃいました。。。
まとめると、、
Day①深夜・・ヒルトップで倒木による人身事故が発生
Day②午前・・ミショーン達がヒルトップに向かう/リディアいじめ発生
Day②午後・・エゼキエルがミショーンと合流しヒルトップ救援活動
Day②深夜・・リディアレイプ未遂事件/ダリル・ミショーン会談
Day③午前・・ニーガン脱走
と、こんな感じでしょうか。。。
インサート画像まで入れまくって説明ばかりしてきたのに、ヒルトップとアレキサンドリアの時間軸が微妙にズレていて、ちょっと混乱してしまいます。
・・そもそも、、
ミショーンが偶然見つける迄、エゼキエルは一晩中何してたの?
とか、
深夜ニーガンがリディアを助けた後に、何でヒルトップの時間が昼に戻ってるの?
とか。。
「悪意には善意で答えろ」
なんて、リディアの孤独との戦いに中々的確なアドバイスをくれるニーガンや、怯える人心の的を得たアルファの言葉を蘇らせる彼女の様子等、折角リアルに考えさせられる人物描写があるのに、日替わりや台本構成が急に雑になった様に感じて、イマイチ盛り上がりに欠けてしまいました。。
更に、、、
冒頭でサービスカットの様なレズシーンを見せつけたのに、いきなり仲違いをするマグナとユミコは、あまりに突然過ぎませんか?
これまで、新参グループのイニシアチブをとってきたのはどう見てもユミコなので、ここにきて始める痴話げんかは、どちらかの死亡フラグにしか見えてきません。
唐突にミショーンと心の距離を縮めてくるエゼキエル達も、それに同じですが、毎回セディクのトラウマばかり見せてくる割には、キャラクターの心情変化を描くバランスがあまりに悪過ぎませんか?
とってつけた様に、今更すっかりアレキサンドリアに馴染んでいるローラの無実を訴えるアーロンにも、ちょっとげっそりしちゃいましたが、ニーガンを脱走させた犯人は、もうここまでくると、間違いなくスパイ容疑のかかったセディクの仕業でしょうw
ダリルの台詞通り、初めて二人だけの対談を果たした、彼とニーガンが語る正義の追求だけが、やけに印象的に残るちょっぴりせつないエピソードでした。
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