Wentwoth Season5-episode.10/2017~(オーストラリア)
製作総指揮:ジョー・ポーター
出演:ニコール・ダ・シルバ、パメラ・レイブ、ロビー・マゴシヴァ・ラモス、タミー・マッキントッシュ他
フランキーの脱獄劇
『ウェントワース』も残り3話となりました。
そろそろフランキー達の脱獄劇の伏線が見えてくるんでしょうか?
でもやっぱりそこで気になるのは、フランキーの父親の存在。
フランキーの腹違いの妹を通じてようやく彼女とのわだかまりが解けてきた彼ですが、彼、完全に舞い上がってますよね。。
普通の父親なら娘が無実の罪だったとしても、脱獄の幇助をするでしょうか?
よく考えるとお互いにとってもかなりリスキーなので、フランキーはやはり脱獄ではなく父親を使ってマイク殺しの犯人を探してみては?
更に、脱獄によってずっと親友だったブーマーにも被害が及びそうで落ち着いて見ていられません。
親友と父親の両方を犠牲にしてでも、フランキーが脱獄したい真意がイマイチ理解出来ません。
・・ビーならきっと、全てを背負ってでも刑期を全うしようとする気がします。
やはり、彼女達の脱獄前に宿敵ファーガソンとの対決は避けられませんね。
そう考えると、そのフランキーの動機付けにもなる次の被害者がそろそろ必要になってくるような気もしてしまうんですが・・
シーズン5第9話の感想はコチラ
以下『ウェントワース女子刑務所』シーズン5第10話のネタバレを含んだ上での感想です。
まだご覧になってない方はご注意下さい。
マイク殺害事件の真相、フランキーの覚悟
刑務所長のチャニングがとうとう麻薬取引の真相究明に動き出します。
バカップルのヴェラとジェイクにも審問を始めるチャニング。
窮地を察したジェイクは売人に取引の停止を求める様に連絡。
・・でもチャニング自体がもともと売春宿を経営しているような男なのでイマイチ信用出来ないんですよね。
イマーンにマイクとの繋がりを問いただすフランキー。
彼女は関係を否定しますが、ようやく繋がったマイク殺害の真相究明に向けてフランキーは藁にも縋る思い。
昔の恋人キムから携帯を借り、別れた恋人ブリジットに調査依頼。
・・なんか色々複雑ですが、こういう時にはモテ女フランキーの実力が遺憾なく発揮されています。
やがてブリジットと同じカウンセラーの素性から、イマーンとマイクが同じカウンセリングを受けていた事実に辿り着くフランキー。。
ジャクソンはようやくジェイクに正義の制裁が下る事を期待しますが、カズは未だどうも懐疑的。
同じ夢見がちなふたりですが、少年の様な理想主義なままのジャクソンに対し、少々現実的な一面も垣間見えるカズ。
そろそろこの二人もちょっとお似合いのカップルに見えてきてしまいます。
リズはいよいよソーニャに探りを入れ始めましたね。
ドン殺害の証言を彼女から引き出す為、禁断の飲酒に迄手を出すリズ。
もともとソーニャはドンを殺しそびれているので、リズの誤解からまた偽証罪に問われないか心配ですが、そろそろ彼女の起死回生の大逆転劇にも期待したいんですが。。
ソーニャのプロジェクトでは、フランキー達が並行して脱獄の準備を進めています。
するとやはりその不穏な空気を察してしまうのはフランキーの元相棒ブーマー。
何時になく真剣な表情で、やっと見つけた自分の存在意義をフランキーに語ります。
彼女の懇願に言葉を返せないでいるフランキー。
正に予期していた通りの長年の友情で結ばれたふたりの心の亀裂には本当に胸が抉られる思い。。。
今観客が感情移入出来る一番のキャラはブーマーなんじゃないでしょうか?
ヴェラの家にはとうとうジェイクの密売元の売人がやってきてしまいます。
ようやくジェイクの身辺に疑問を抱くようになるヴェラ。
恐怖から少女の様に泣きじゃくる彼女をジェイクは必死に説得し、彼は売人との一切の関係を断とうとします。
一瞬、彼が改心するかのように見えましたが、そこは闇深いウェントワース。
とうとうチェニングに事の真相がバレてしまい、彼はジェイクを糾弾するどころか逆にピンハネの取引を持ち掛けてきます。
これも大体予想はしていましたが、ウェントワースの世界での異様な悪徳の栄えの元凶は、どうやらファーガソンだけではないみたいですね。
ラストはとうとう正体がバレたイマーンとフランキーとの格闘。
フランキーをストーキングしていたマイクの彼女だった事が判明したイマーンは、彼女に殺意を剥き出しにして襲い掛かります。
イマーンが刑務所に来た真意は、フランキーへの嫉妬からくる殺意。
そして自らの手で殺害してしまった、マイクへの歪んだ愛情だった事も・・
思わぬところで濡れ衣を着せられた真犯人に遭遇したフランキーですが、そんな彼女の最後の希望を打ち砕くのはやはりファーガソン。
彼女はイマーンに襲われたフランキーを助けるふりをして、そのままイマーンを殺害してしまいます。
束の間の喜びから、一気に絶望のどん底へと落とされるフランキー。
更にはイマーンの殺害容疑までかけられ、彼女は独房に送られていきます。。。
散々なフランキーの様子をありったけに描いたエピソードでしたが、
これでようやく、フランキーのファーガソンに復讐する動機が出来上がりました。
ヴェラの失態を理由に看守長の座を兼任する事を決めたチャニングも含め、2話を残してとうとうウェントワースは完全に闇に飲み込まれてしまいました。
フランキーがファーガソンに敵対する理由がアリーの死でなかった事だけが今となっては唯一の救いでしょうか?
ちょっと恋愛モードにまで発展しそうなジャクソンやカズたちとも共闘し、フランキーのシーズンを締めくくる復讐劇がいよいよ始まりそうな予感がしています。
シーズン5第11話の感想はコチラ
『ウェントワース女子刑務所』は
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