マリブのブログ

ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ

海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』シーズン6第8話の私的な感想―ルビーの過去―(ネタバレあり)

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Wentwoth Season6-episode.8/2019~(オーストラリア)
製作総指揮:ジョー・ポーター
出演:ケイト・ジェンキンソン、リア・パーセル、スージー・ポーター、ラドウォイ・ヒック、ケイト・
アトキンソン他

 マリーの魅力

とうとう小悪魔ソーニャも消され、リタVSマリーの壮絶な戦いが起こりそうな予感。。

でもここにきて、ビーの様な因果を背負い存在感を増してきたカズは、この戦いにどうやって関わっていくんでしょうか?

 

そこでちょっと気になってくるのがジャクソン

彼これまでカズとくっつきそうだったのに、まんまとマリーに寝取られてしまいましたw

・・今思えば、これカズとジャクソンの仲を知った時からのマリーの作戦ですよね・・。

 

ただイマイチキャラクターの掴めないリタより、男女問わず人心掌握術に長けているマリーの方にどうしても興味がいってしまいます。。

そう考えると、しつこく登場してくるファーガソンの幻覚もそろそろ実態が登場してきちゃいそうな予感。。。

まあ、マリーならゾンビ化したファーガソンでも手玉にとってくれそうですがw

 

・・因みに、6話のリズの若年性認知症のテスト出来なかったのって、自分だけじゃないですよね・・・・?

 

シーズン6第7話の感想はコチラ


以下、
『ウェントワース女子刑務所』シーズン6第8話のネタバレを含んだ上での感想です。

まだご覧になってない方はご注意下さい。

 

 

 

 

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 革の手袋

・・夜中、自宅の寝室で物音で目を覚ますヴェラ。
不審に思い明くる日の朝その痕跡を確かめると、そこには見慣れない足跡が。。

 

独房から出てきたカズは、クウィーン・ビーそのままのトップドッグとしての宿命を受け継ぎ、その表情は決意に満ち溢れている。
アリーからリズの認知症の経過を知らされるカズ。
彼女はソーニャの一件の事さえ既に記憶にないが、復帰したカズを快く迎え入れる。
しかしただ一人、ブーマーだけはそんなソーニャの真相を未だ信じる事が出来ず、カズの元から立ち去り、その苛立ちから、コスタの仕切るファイトクラブへと参戦。

ヴェラに嘆願しリズのいる監房への転居を申し出たカズは、それまでの非暴力の姿勢を一変、ダークウェブでの分け前をシェアする事を条件に、コスタのファイトクラブの開催を認める決定を下す。
マリーからそんなカズの変化を知らされるアリー。
そんな二人の仲睦まじい様子を陰から見つめているルビーは、自分にパートナーとして靡いてこないアリーに対し、徐々に嫉妬心が芽生え始めてゆく。。

ザラとの小競り合いの末、癲癇を起こし階段から転倒してしまうルビー。
ようやく彼女の脳が危険な状態にある事を知ったヴェラは、ルビーにボクシングを控えるように忠告。
しかし、他に生きがいを見つけられないでいるルビーは、やがて自暴自棄になってゆきファイトクラブへ復帰する事を決めてしまう。。。

看守リンダからの忠告でルビーの脳動脈瘤の一件を知ったアリーは、ルビーの元へとおもむき試合に出ない様にと懇願。
それでも頑ななルビーの態度に、アリーはとうとう彼女と付き合う事を決める。

 

ヴェラの元には無言電話が相次ぎ、やがて彼女の自宅の玄関には何者かによって死んだ鳥まで置かれるようになっていく。
ジャクソンからそんな彼女の近況を知らされたジェイクは、ヴェラの家に行きその不審者を見つけ出そうとするが、彼女からは逆にその犯人と疑われてしまう始末。
それでも彼女に残る愛情を伝え必死に食い下がろうとするジェイクに、ヴェラは彼と看護師との情事を目撃した事を打ち明ける。。

ファーガソンの亡霊に付き纏われるジャクソンは、マリーとの情事を再び繰り返してしまう。。
そんな気の緩んだ彼の隙をついて、マリーはカズとの関係を聞き出そうとするが、ジャクソンは頑なにその口は割らず。。。

 

ファイトクラブの試合にやってこないルビーを見かねたブーマーが彼女の部屋へとやってくると、彼女はアリーとの情事の真っ最中。
試合は中止となり、その怒りのはけ口が見つからないブーマーは、リズに些細な悪戯をしかけるが、カズからリズの深刻な病状を伝えられ思わず閉口。。

ザラが外部から取り寄せたマリーの息子ダニーの事件当日の写真を手に入れたマリーは、その写真に写っていたルビーを尋問。
やがてその様子を見かね駆け込んできたリタは、ルビーが自分の妹である事をマリー達に打ち明け、彼女を救い出す。
しかし、、
ルビーはレイプされた友人の為に、ダニーを暴行していた事をリタに告白。
彼の死を知らされたルビーはその動揺を隠し切れないが、リタは涙ながらに、その秘密を誰にも洩らさない様ルビーにきつく忠告を伝える。

 

ヴェラの自宅では、とうとう窓からブロック塀が投げ込まれる始末。
彼女はジャクソンに電話をかけ、ヴェラが犯人と目論むジェイクの居所を突き止めようとするが、彼はジャクソンと同じ夜勤の勤務中。。
恐怖に慄くヴェラが鍵をかけ自宅に立てこもると、ベッドの上にはファーガソンが愛用していた黒革の手袋が置かれている。。。

 

 

 

 

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 ・・若干強引ですが、いよいよ点と点が線で結ばれ始めてきました。

これで晴れて、リタがマリーと対立する因果が生まれましたが、ラストの黒革の手袋がその辺の緊張感をぜんぶ持っていっちゃいましたw

 

・・いや、ファーガソン復活だけはマジで勘弁して!!


居眠りするジャクソンの肩に忍び寄るファーガソンの手の登場とか、もう殆どホラー映画のような展開になってきちゃいましたが、いや、騙されませんw

 

これはヴェラとの復縁と、ジャクソンの失墜を目論むジェイクの差し金でまず間違いないでしょうwww

 

どう考えても、前回から妙に優しい素振りを見せていた彼の善意を、そのまま信じるのはちょっと難しいな。。

ジャクソンと勤務時間を代わり、パツキン看護師との浮気をヴェラに目撃させたのも、彼女の嫉妬心を煽る作戦と考えれば、納得できちゃいます。

・・まあ、元々ジェイクもエゴイスティックで弱い人間ですから、この手の男は、自分の目的の為なら手段を選ばないんだろうな。。

 

それでも、ちょっと意外な一面をみせてくれたのは、刑務官のリンダ

彼女、シーズン1から闇に塗れたウェントワースを上手い事渡り歩く超現実主義キャラのはずだったんですが、意外にも、アリーにルビーの病状を密告するいいヒトキャラな一面も垣間見せてきました。

それでも一度はちゃっかりインサイダー情報で、ブーマーの勝利に賭けてみたりはしてるんだけど・・w

 

ようやく本筋が見えるようになってきて、めでたくルビーとアリーの新カップルまで誕生したのに、ファーガソンの影をもうこれ以上、ちらつかせなくてもいいような気がするのは自分だけでしょうか?

どんどんマリーに魅了されていくジャクソンの様子には、ちょっと苦笑いしか出来ませんが、それでも彼女に身を委ねながらも、カズの立場を守ろうときつくその口を閉ざすジャクソンは、中々ニクイですね。

・・自分なら、さっさと密告者のカズの情報なんかすぐにバラしちゃいそうw

でも、逆に考えれば、、

ジャクソンは体とは裏腹に、結構マジでカズの事を愛し始めているのかもしれませんね。。

 

この辺が、女に負けないくらい複雑な男の性なんですけど・・・

・・フー、・・ようやくリアタイの視聴に追いついた・・・(^^;

シーズン6第9話の感想はコチラ

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『ウェントワース女子刑務所』
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