マリブのブログ

ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ

Netflix『13の理由』シーズン4第7話の私的な感想―崩れるアニの仮面―(ネタバレあり)

13RW-407-01

13 Reasons Why Final Season Episode7/2020~(アメリカ)
製作総指揮:セレーナ・ゴメス
出演:ディラン・ミネット、ジャスティン・プレンティス、アリーシャ・ボー、デレク・ルーク、グレース・サイフ、ブレンダ・ストロング他

 ひとりぼっちの若者

いくら上辺を取り繕った友人達に囲まれても、十代は必ず孤独を感じる。

それは、経験の浅さからくる、彼らの世迷言なんだろうか?

 

残酷な大人の世界では、子供の純粋さがシンドイ時が結構ある。

例えば、漠然と怯えた顔で見つめられた時、貴方ならどんな言葉をかけられるだろう?

 

様々な社会の矛盾に突き当たった時、大人はどうしても、彼らの真っ直ぐな気持ちを受け止めきれない時が数多くある。

 

今回のエピソードでは、そんな俯瞰した立場で見守る大人達の常識に、若者達が率直に感じる疑問が盛り沢山。

その全ては、前回のクレイのナレーション通り、ひとりぼっちの若者が、人を救う事で自分も救われたいと願うからこその、切実でストレートなメッセージなのだけど。。。

 

シーズン4第6話の感想はコチラ

 

以下、『13の理由』シーズン4第7話のネタバレを含んだ上での感想です。

まだご覧になってない方はご注意下さい。

 

 

 

 

13RW-407-02

 大学の面接(あらすじ)

拘束された病室で、うわ言の様に面接試験に辿り着いた経緯を語っているクレイ。
彼は「狂っているわけじゃなく、只怖かっただけ。。」とジャスティンに零す。。

大学の担当者から面接を受けているタイラー。
面接官は、タイラーの銃の写真に感銘を受けるも、同時にその危険性をも指摘。
やがてタイラーは、その暴力性とそれに魅了される十代の儚さをも訴え・・

 

モンティーのアルバムから、ジャスティンがブライス殺しの犯人との憶測を立てたウィンストンは、ジェシカと親しくなり始めたエステラにそれを伝える。
校長と結託していると思われる事を恐れたジェシカは、彼のオフィスへ。
やがて彼女もまた、トラウマを植え付けただけの危機管理訓練に、激しく非難の声を浴びせるも・・
写真部の暗室では、その訓練の時のトニーの行動を激しく責めるタイラーの姿。
彼は、自分を信用出来なかったトニーに、その落胆と虚しさを隠し切れずに・・・

 

失禁した事を理由に拘束を外させたクレイは、そのまま自分の服に着替え病院を脱走。
シアトルから戻ってきたアニと再会を果たすも、彼女が自分の代わりに大学願書を添削して提出してくれていた事を知り、口論になってしまう。。

ジェシカとの関係が続くディエゴに痺れをきらしたジャスティンは、ザックの元へ。
彼が事件の真相の一部を洩らした事を理由に、ディエゴとの決着をつける様に促す。

自分を遠ざけるジェシカに気づいたアニは、トニーの家に引っ越す事を決意。
彼女はブライスとの関係を黙っていた事をジェシカに謝るも、無性に寂しくなる十代の女の性をそっと零す。。

 

行き場を失くしたクレイは、カウンセラーの元へ。
その落ち着かない状況の中、彼はカウンセラーに促され、自分が心の底から安心できた子供時代の頃の記憶を思い返す。。

 

ジェシカは、大学の面接官に自分が失くした友人達の事を語り始める。
そしてその一人だったハンナの死によって、自分の人生が大きく変化した事も・・

アレックスの父親に、実の母の死を知らされるジャスティン。
彼は強張った表情を必死に取り繕い、その行き場のない寂しさをどうにか堪えようとするが・・

回りが求める者に必死になろうとしてきたアニは、何気ない面接官の質問で、ふと心を搔き乱されていく・・・

やがて、そのアニのおかげで辿り着いた面接で、「他人が考えた正解や善に従いたくない」その本音を漏らすクレイ。
彼は間違いをしまくろうとも、友人を助ける為の信念だけは、決して譲ろうとはしない。

・・その夜、クレイの両親に実母の死を伝えるジャスティン。
彼は、その抑えきれない憤りを彼らにぶつけ、両親らもまた、その彼への手の差し伸べ方が分からずに・・・

ブライスの母の元へ礼を伝えにきたアニは、彼女から大学進学の資金を提供するオファーを受けるも・・

ブライスの死の真相とモンティーへの冤罪の理由を究明したいディエゴ達を、埠頭に呼び出すザック。
彼はディエゴを挑発し、その殴る彼の姿に、自分の犯した罪の残像を見る。。

タイラーに銃の密売容疑がかかっている事を悟ったトニーは、彼を尾行。
一時は自信を無くしていたクレイも駆けつけ、二人はタイラーの密会現場を抑えに入ろうとするが、そこへ急行してきた無数のパトカーに囲まれる。。。 

 

 

 

13RW-407-03

・・・シーツを外し、剥き出しのマットレスの上で蹲るジャスティンは、あまりに衝撃的。

貧困の襲う暗い影が、胸に染みてきます。。

クスリが抜けても、自分の家族の惨めさを呪うこの心の貧しさに、また甘い誘惑が近づかない事を、唯々祈るばかり。。

てゆーか、そんな彼が究極の愛の告白をしたにも関わらず、ディエゴとの二股を止めないジェシカは、いい加減唯のSEX依存にしか見えないんだけど。。。

 

自信のないアレックスに精一杯寄り添おうとするチャーリーは、なんて健気なんだろう!

正直、アメフト部にさえ見えない優男のイメージだったけど、塞ぎがちなメインキャストの中で唯一のこのポジティブキャラは、何だか憎めなくなってきたなw

 

見せたい部分だけを回りに見せて生きてきた」なんて大学の面接官に独白しちゃうアニには、今更ながらちょっとだけ見直しました。

そんな彼女は、クレイの為に手直しして提出した願書のお礼も言ってもらえず、挙句にはジェシカにもすっかり疎まれてて。。

この辺の、自己中だけど人と関わる事で価値観を変えていきそうな、どこか日本の女子大生っぽいトコロには凄く親近感が湧いてくるけど、彼女、何時の間にブライスとの関係がジェシカにバレたんでしたっけ・・?

その唯一の救いは、彼女に手を差し伸べそうなブライスの母親だけど、そのブライスとの情事を悪事の様にジェシカに告白してる時点で、結局本人の台詞通り、人の顔色ばかりを伺い続ける呪縛からは、逃れられてない気がするんだよな。。

 

今回は、前回のエピソードのインパクトが強過ぎて、イマイチ集中できなかったけど、アレックスの父親ともしっかり繋がってるタイラーを、トニーは自己保身で何時まで疑い続けるんだろう?

ファイナルシーズン第8話の感想はコチラ

www.mariblog.jp

 

『13の理由』は、Netflixで鑑賞できます。

sponsored link