28 Weeks Later／2007（イギリス）／104分
監督：ファン・カルロス・フレスナディージョ
出演：ロバート・カーライル、ジェレミー・レナー、ローズ・バーン、ハロルド・ペリノー・ジュニア
豪華キャストで描かれた『28日後...』の続編
ホラーもののこの手の続編って、なんか駄作が多すぎる気がしませんか？
邦題であたかも続編のようなイメージを創り、実際のストーリーはオリジナルとは全く別物の話とかのあの手のヤツ。。
その点この作品は前回の監督のダニーボイルが製作総指揮を務め、『28日後...』からのキャストは一新されていますが、それなりに高いクオリティーで仕上げられています。
パンデミックの初期の状況を描いた映画『28日後...』の感想はコチラ正直、前回のキリアン・マーフィ達のその後の行方も気になりますが、今回のキャストも中々に豪華。
この女優、誰だか分かる方います・・？
いや、そこそこ有名なんですがMARVEL系の映画を観ない自分としては、アメリカFXドラマ『ダメージ』で主役のエレンを務めたローズ・バーンです。
ドラマ『ダメージ』はストーリーがとてつもなく長く、宿敵パティのあまりにも陰湿過ぎる仕打ちに途中で何度もリタイヤしようか迷ったんですが、やっぱり彼女の魅力に押し切られ最後まで見てしまいました。。
このクールでコケティッシュで、それでいてどこかあどけない表情。。
・・勝手に盛り上がってゴメンナサイ。。ただこの女優かなり好きです。
更に『トレインスポッティング』のロバート・カーライルや『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナー等主役級の俳優が揃っていて、正直続編の方がキャストが豪華なんじゃないかと思ってしまうくらいのキャスティングなんです。
―――前回の人間を凶暴化させるウィルスの発生から28週後、NATO軍の介入によりようやく事態が沈静化されたロンドンのとある隔離施設に修学旅行先からタミーとアンディーは戻ってくる。
父親から母が感染者に殺された事を聞かされた2人は、せめて母の形見だけでも手に入れようとこっそり施設を抜け出してしまう。
暴徒化した人間達に荒らされ変わり果てた彼らの家へ戻ってみると、そこには死んだと聞かされていたはずの母の姿が・・
パンデミック後の世界
アポカリプスな世界を舞台にした作品だと、どうしても時系列的に混沌の始まりから描かざるを得ないんですが 、その点この映画は続編なので前回より自由度がかなり増しています。
やっぱりゾンビでも感染者でも、この手の作品の醍醐味はその後生き残った人々がどう暮らしてゆくかなんじゃないでしょうか？
この作品はそんなパンデミックが収束した後の世界からスタートする事で、それまでの余計な説明を省き、より生存者達の人物描写に焦点を当てて描けた事が最大の特徴です。
中でも感染者達の襲来に、妻を見捨てて逃げてしまったロバート・カーライル演じる父親が、再び彼女と再会し思わずキスをするシーンは観ていてちょっとゾクゾクします。
貴方は自分の愛する人が殺人ウィルスに感染しているかもしれない状態でも、優しく抱きしめる事が出来ますか？
多分そこが究極の愛の選択。
そしてそこにもし躊躇や、後ろめたさがあったなら・・
映画の冒頭で、若い女性は愛する男の帰りを待ち、老夫婦は感染者に襲われた時お互いを守ろうとし、中年夫妻は自分達より残された子供の事を想うシーンがあります。
定番ですが、これがもっともオーソドックスな人の本性であり、アポカリプスな世界でどこまで人間がこの理性を保てるかがキーポイントになる気がします。
なのでこの映画を観る時は、誰か自分にとって大事な相手と一緒に観るのがオススメ。
そして崩壊した後の世界でもし自分が感染者になったらどうするかを相手に聞いてみるのもちょっと楽しいかも。。
因みにこのシリーズはココまでが正式な続編で、更にこの後の未来を描いているかのような謳い文句の作品は嘘邦題による劣化版ですのでお気を付けください。
『28週後...』は以下のVODで観賞できます。
（月額９３３円／無料期間＝３０日間）
安さを重視するならdTV（※個別課金３００円）
（月額５００円／無料期間＝３１日間）
映画館でも安く観るならビデオパス
（月額５６２円／無料期間＝３０日間）
最新映画も見逃せないならビデオマーケット
（月額５４０円※ポイント込／無料期間＝３１日間）
個別課金のみで観るならAmazon Video
（レンタル３００円／HD購入１５００円）
アニメや韓流も見たいならU-NEXT
