The Walking Dead Season9 Episode13/2019~(アメリカ)
脚本:エディ・ガゼリアン、デヴィッド・レスリー・ジョンソン
出演:ノーマン・リーダス、ローレン・リドロフ、メリッサ・マクブライド、ハリー・ペイトン、ライアン・ハースト他
キングダムの不自然な幸せ
・・ちょっとコワイ筋書きを思いついちゃいました。。
すっかり勘違いしてましたが、11話でキングダムが映画館に踏み入ったエピソードは、回想ではなく、ウィスパラーズがヒルトップにやってきたタイミングと同じ時間軸での出来事だったようです。
つまり、ウィスパラーズの存在を未だ知らないのはエゼキエル達だけ。。
そこで前回までのエピソードでのリック亡き後の6年間を整理すると・・
①マギーは病人の看病に追われ、キングダムの支援で助かった。
②ダイアンはミショーンに懐疑的で、タラも彼女に反目してヒルトップに留まるようになる。
③キングダムはそれでもコミュニティー間の結束を固める為、フェアの準備を率先的に進めている。
更に、ジーザス経由でエゼキエルに手渡されたミショーンの憲章には、確か初めアレキサンドリア、キングダム、オーシャンサイドの3つの共同体のサイン場所しか見せていません。
アングルの問題かもしれませんが、ここにエゼキエルが滅びてしまったサンクチュアリとヒルトップの欄も付け加えたのだとすれば・・・
なんか不自然なほどの愛情が、エゼキエル率いるキングダムには溢れてませんか?
そうするとどうしても、アタマを掠めてしまうのは・・・
キングダムの滅亡・・・?
ヘンリーの幼稚過ぎる小さな恋のメロディーの過ちも、ダリルがコミュニティーに復活するようになる理由も、これで全部解決できちゃうんですよね。。。
更に『ゲーム・オブ・スローンズ』程の人間関係が描けない彼らには、視点人物がブレてくるので、ちょっと共同体が多過ぎる気がしてます。
予算の少ない製作費の大幅な削減も出来ちゃうし・・・
強過ぎる女と化したホビットキャロルの退場はまあ許せるとしても、せめてジェリーだけはなんとか生き残ってほしいな。。。
以下、『ウォーキングデッド』シーズン9第13話のネタバレを含んだ上での感想です。
まだご覧になってない方はご注意下さい。
罠
暗い森の中を駆け抜けるダリル達。
ヘンリーはダリルがヒルトップに戻ろうとしていない事に気づくと、彼はリディアを連れては戻れないと明かす。
責任を感じリディアと二人だけの逃避行に出ようとするヘンリー。
コニーはそんな空気を察し、二人と別の方角へ走り出す。
ドッグにも裏切られ、そんな彼女達の後を仕方なしに追っていくダリル。
ウォーカーに襲われたウィスパラーズは戦闘準備を進めている。
彼らの幾人かは既にウォーカーに襲われ瀕死状態。
ベータはそんな仲間に、“ガーディアン”となって自分達の盾となる様に告げ・・
フェアの準備を進めているキングダムの面々。
オーシャンサイドも含めた4団体の国旗を掲げ、街は活気に満ち溢れている。
感慨深げにその様子を見守るナビラとキャロル。
すると武装を奪われ怪我をしているジェリーを見つけ、彼らは“ハイウェイマン”と名乗る新たなグループの脅威にさらされている事を知る。
キングダムへと向かう道のりは、道路上に散らばる木々に遮断されている。
コニーの身を案じ不安な表情を浮かべるケリーをマグナ達が励ます。
建設途中のマンションまでダリル達を連れてきたコニーは、その中に閉じこもってウィスパラーズの追っ手を返り討ちにする作戦を提案。
ハイウェイマンの根城へとやってきたキングダムの面々は、彼らを遠目から観察している。
その武装している様子に警戒をしながらも、彼らとの交渉の余地が残っているとエゼキエルにキャロルはアドバイスを与える。
コニーはダリルにそのマンションが以前自分達の住処だった事を明かし、作戦を練る。
彼女は筆談で強くリディアを受け入れる様ダリルに進言するが、仲間の安全を一番に思うダリルはそれを受け入れられない。
逆光のシルエットから登場してくるハイウェイマン。
テンガロンハットをかぶったその中のリーダーは、自分達の人数をマネキンで水増しして見せてはいるが・・
やがて警戒を解かない彼らに、キャロルは脅しではなくフェアの警備隊を務める様相談を持ち掛ける。
籠城の準備を進めているリディアは、仲間だった者達との戦いに怯え始める。
そんな彼女の心境を気遣い、ウィスパラーズを殺さない事を誓うヘンリー。
リディアはヘンリーの優しさに触れ、そんな彼にそっと唇を重ねる。。
二人に芽生えつつある恋心に、ダリルは不安を拭えない。。
予想だにしないウォーカーの集団に襲われるタラ達ヒルトップの面々。
ユミコ、マグナ達がそれに奮戦していると、やがて馬で颯爽と駆けつけてくる一党が。
ウォーカーを一掃し始めるハイウェイマン達とは対照的に、タラは戸惑いの表情。
ダリル達の元へやって来たベータ率いるウィスパラーズの戦闘部隊は、ウォーカーを引き連れ彼らの脱出経路を塞いでゆく。
リディアをドッグに守らせ、ダリルは彼女を部屋に閉じ込める。
仕掛けられた罠に気付きながらも、バリケードを退け中へ踏み入ってくる戦闘部隊。
ダリルはボーガン、コニーはパチンコ、ヘンリーは棒術でそれぞれ応戦するが、戦闘部隊にも隙はない。
彼らの一人が放った矢はヘンリーの太腿を鋭く居抜き、間一髪、そこで止めを刺されそうになった瞬間に閉じ込めていたはずのドッグが飛び出してくる。
やがてヘンリーに駆け寄るリディアは、自分の認識の浅はかさを痛感し・・
最終戦はダリルとベータの一騎打ち。
圧倒的なパワーで押し気味のベータだったが、ダリルの軽妙な作戦でエレベーターホールへと突き落とされ・・
キングダムに到着したヒルトップの面々は久方ぶりの再会を喜び合う。
しかし、ヘンリーの姿が見えないキャロルが、タラに彼らの行方を問いただすと・・
マンション下に集まるウォーカーを霧散させているコニー。
ダリルはヘンリーの脚の傷を鑑み、4人でアレキサンドリアへと向かう決意を固める。
エレベーターホールの底で倒れているベータ。
しかし彼はその強靭な体力で、やがてゆっくりと起き上がり・・・
・・もう、リアタイで感想を書くのさえシンドくなってきたので感想も短めに。。
あまり批判をしたくなかったので、一晩ねかしてじっくり考えてみましたが、正直、褒められるトコロが大して見つけられず。。。
ハイウェイマンの下りは、アメリカの雇用問題に照らし合わせているのでしょうが、なんだかあまりに安易すぎませんか?
・・ナニ? 映画に憧れを抱くヤツらは単純なブルーワーカーってコト・・?
・・・まあ、あながち間違ってもない様な気もするので許しますけど・・・w
ヘンリーの幼稚過ぎる恋愛劇は、もう、流石に見ていられなくなってきたな・・・。
コレ、同じような事を、カールとイーニッドでも十分やりませんでしたっけ?
コニーの特殊能力の様な察知力も、ベータのあり得ない屈強な肉体も、『ウォーキング・デッド』がどんどん大味なマーベル化していってる様な気がして、シリアスな展開を求める古くからのファンの自分としては、正直、だいぶキツかったです。。。
・・口数の少ないダリルとベータじゃ、アクション以外、もうやれる事がかなり制限されてるんですね。。。
アレキサンドリアへと戻ってくるダリル御一行。
何やらミショーンがジュディスを探し廻って叫んでますが、いやいや余裕でだいじょうぶ。
だって彼女には強いニーガンおじさんがついてますから♪
・・ベータに対峙させるのは、ダリルじゃなくてニーガンだな・・・
シーズン9第14話の感想はコチラ
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