マリブのブログ

ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ

海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』シーズン5第4話の私的な感想(ネタバレあり)

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Wentwoth Season5-episode.4/2017~(オーストラリア)
製作総指揮:ジョー・ポーター
出演:ニコール・ダ・シルバ、パメラ・レイブ、ロビー・マゴシヴァ・ラモス、リビー・タナー、タミー・マッキントッシュ他

 それぞれの思惑

リズが不憫なまま、迎えた第4話。

彼女があまり自暴自棄になっていかない事を祈ります。

ソーニャがこのまま退場するとは思えませんが、何時かバレるであろうリズの偽証を知った時、彼女はどう豹変するんでしょうか?

フランキーは自分を貶めた犯人の手がかりを掴む事が出来るのか?

前回のエピソードでは様々な謎が散りばめられましたが、再度復活するであろうファーガソンの行方も踏まえ、そこら辺のストーリーの回収作業が少しずつ始まって行きそうです。

シーズン5第3話の感想はコチラ

 

以下『ウェントワース女子刑務所』シーズン5第4話のネタバレを含んだ上での感想です。

まだご覧になってない方はご注意下さい。



 



 空しさだらけのリズ、ファーガソンの企み

冒頭はやはりソーニャが親友殺しの犯人だった事を描写する回想シーンから。

ちょっと種明かしが唐突過ぎる気もしますが、彼女の今後に期待しているので良しとしましょう。

ブリジットはようやくフランキーの心中を察し、距離を置き始めましたね。

しかしその代わり、今度はアリーがフランキーに近づいていきます。

この三人の三角関係ってちょっとゾクゾクします。

そしてファーガソンはアジア系グループのリーダーティナや、C型肝炎レズボのルーシー等主要なヒールキャラたちを徐々に取り込み始めます。

その口説き文句はカズが禁止しようとしていた刑務所内でのクスリの蔓延。

シーズン3辺りでは看守長としてあれだけ麻薬撲滅に取り組んでいたのに、権力を握る為とは言え、随分節操がなくなってきましたね。

ついでにその薬の流通元、看守のジェイクも取り込んでまた一大派閥を作っていくんでしょうか?

ジェイクはドジヴェラにぴったりのお似合いヒール彼氏ですが、未だに何の魅力も感じないのでどうでもいいんですけど。

ただ問題はこのヒール軍団の中に、感情移入出来るキャラがいないコト。。

パッツンおかっぱ頭のティナや、巨デブババアルーシー等は見た目の特徴が面白くそんなに嫌いじゃないんですが、今までもビーやフランキーに結構潰されてきているのでイマイチ迫力にかけます。

と考えるとやっぱりソーニャ・・。

そしてそんなソーニャは、リズに入れ知恵をしていた刑事ドンと繋がっていた事が発覚します。

・・ということは、カズは完全に二人に弄ばれていただけというコトで・・

カズがドンに恋心を寄せているという設定には、ちょっと無理があったので今更いいんですが、ソーニャがそこまで図太いキャラというのはちょっと意外でした。

もうちょっと知的なサイコパスを想定していたんですが、これでは只の強欲ババアにしか見えなくなってきています。

なんか哀愁漂う悪役がいなくなってしまいましたね。。。

そして、結局リズの空しさだけが強調されるという・・

 

エピソード終盤、フランキーが気がかりなアリーが彼女に更に踏み込んでいきます。

でもその理由が今は亡き”ビー”の意思というのはちょっと・・

何となく二人が相性良さそうなのはわかるんですが、ビーの時の様にもうちょっとお互いの心の機微に触れるような惹かれ合い方をしていってもらいたいです。

そしてフランキー。。

無能な警察に苛立ちが募るとは言え、安易な脱獄だけはやめてほしいんですけど。

それ『プリズンブレイク』になっちゃうんで。

やはり名前の呪いでしょうか?

今更ですが、『プリズンブレイク』の主人公マイケル・スコフィールドの本名も実はウェントワース・ミラー。

ビーの意思を受け継ぐのなら尚更、2人にはチープな刑務所脱獄劇モノにせず、濃厚な人間関係を描くドラマにしていってもらいたいんですが。。

シーズン5第5話の感想はコチラ

『ウェントワース女子刑務所』
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