マリブのブログ

ミネルヴァの梟は迫り来る黄昏に飛び立つ

海外ドラマ『ウェントワース女子刑務所』シーズン6第2話の私的な感想―リタとルビー―(ネタバレあり)

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Wentwoth Season6-episode.2/2019~(オーストラリア)
製作総指揮:ジョー・ポーター
出演:ニコール・ダ・シルバ、ケイト・ジェンキンソン、リア・パーセル、ラドウォイ・ヒック他

 フランキーのゴール

・・そういえば、フランキーのゴールって何なんでしたっけ・・?

1年近く時間が空いちゃうと、アラフォーの脳みそではストーリーを思い出せませんw

 

たしか、フランキーをしつこく追いまわしていたマイクの彼女がイマーンで、

そのマイクを嫉妬から殺しちゃったのもイマーンで、、

でもそのイマーンもファーガソンに殺されちゃって、、、

ん・・?

というコトは、フランキーは被疑者死亡のまま起訴まで持ち込まないと、自分にかけられたマイク殺害容疑を晴らせないというコトですよね。。

さすがに逃亡生活を続けたままで、独りでそこまで持ってくのはちょっと無理があるような・・・

とすると早期解決の為には、、

①警察並みの捜査力を持った人間がフランキーの為に動き始める。
②イマーンがマイクを殺した拳銃(フランキーが捨てたもの)の目撃者が出る。
③イマーンがマイク殺害を示唆する証拠品等が見つかる。

ぐらいでしょうか?

フランキーパパやブリジットには大した力はないので、新たな協力者でも登場しない限り①のような展開は難しい。。

かといって、フランキーが死亡したり再びウェントワースに連れ戻されるような展開は視聴者は絶対望まないハズですから、ここら辺はどう考えても無理な設定になっちゃうんでしょうか?

 

シリーズを見続けている側からすると、どうしても古参キャラに目がいっちゃうので、タイムリミットが近づいてる気がするフランキーの無実が証明されてしまう前に、骨太に見えるリタとルビーに一刻も早く感情移入出来るエピソードを期待しちゃってます。

シーズン6第1話の感想はコチラ


以下、
『ウェントワース女子刑務所』シーズン6第2話のネタバレを含んだ上での感想です。

まだご覧になってない方はご注意下さい。

 

 

 

 

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 姉妹

サンドバックに向かい黙々とパンチを繰り出しているルビーを見守るリダ。
フラッシュバックする二人の記憶には、幼少期のルビーがスパーリングをするリダを羨望の眼差しで見つめている。

 

九死に一生を得てウェントワースに戻ってくるソーニャ。
看守のリンダに賄賂を手渡し、彼女が独房に入れられているブーマーの所へやってくると、ブーマーは満面の笑顔。
しかしソーニャにカマをかけられたブーマーは、自分に毒をもった犯人がリズである事をあっけなく示唆してしまう。

リダにカズ達との距離を置くように進言されても、聴く耳を持たないルビー。
やがて彼女がシャワールームで突然の痙攣に見舞われていたトコロをアリーが見つけ出すが、ルビーは医務室へ行く事さえも拒否。
自分の発作の事を他言しない様にアリーに頼み込みと、少しずつ彼女に心を開いていく。

 

イマーンの手帳から、彼女とマイクとの接点を繋ぐカウンセラーの住所を知ったフランキーは、彼女の仕事場からイマーンのカルテを盗み出す事に成功する。
そこにはイマーンがマイク殺害を仄めかした供述の内容が・・

 

ルビーの身を案じるリタは、彼女との距離が近くなっていくアリーに接近。
リタが脳に障害を抱えている事を明かした上で、自分が彼女の身内である事も暴露する。
しかし腕っぷしの強さを隠し切れないリタは、次第に所内の“ファイトクラブ”を取り仕切るルーシーのグループに目をつけられ・・

ソーニャの復帰に怯えるリズは、そんなルーシー達から剃刀を調達し臨戦態勢。
しかしシャワー中にこっそり忍び寄って来たソーニャに、背後からガーデニングフォークで滅多刺しにされ殺されてしまう。。

 

ブリジットの元へやってきたヴェラは、ジェイクとの間に身籠った子供の事を告白。
所内では誰にも見せられない弱い面を見せブリッジットに相談するが、その答えは見つからない。。。

 

殺人事件の起きた所内に流れる不穏な空気。
食堂ではアリー達がリズの身を案じているが、そこへ何食わぬ顔で戻ってくるリズ。。
ソーニャは驚きを隠せないが、彼女が殺したのはリズと背格好が似ていたスパイクの恋人、シャロンだった。

監視カメラ越しにヴェラの狼狽ぶりを見ていたジェイクは、保険として持っていたヴェラの改ざん記録を返却。
彼女への真剣な思いを告げ、退職も辞さない決意をヴェラに打ち明けるが・・

 

いよいよ正面から対峙するソーニャとリズ。
しかし彼女はソーニャが裏で手を回していた刑事、ドンを真剣に愛していた事を告げ、手に剃刀を持ちつつもその場に泣き崩れてしまう。

 

ルーシーのグループに騙されランドリールームへとやってきたルビーは、否応なく“ファイトクラブ”へと引きずり込まれる。
そして圧倒して相手をKOするも、アリーに自分の身の上を明かしたリタの存在の事が発覚すると、彼女はアリーとの間にも溝を生んでしまい・・・

 

フラッシュバックの回想。
事件を起こしたことにより、ルビーの元を離れていくリタ。
その寂し気なルビーの横顔。
彼女はリタが居なくなった部屋に残されたボクシンググローブに手を通し・・・

 

ヴェラにシャロン殺しの犯人を密告するリズ。
しかしソーニャは既に、自分の毒殺事件が自殺未遂だったとヴェラに申告済で、リズは彼女の練り上げたその真意を悟ってゆく。。
やがて解放されたブーマーに彼女は襲われそうになるも、そこへやってきたソーニャは、ドンの生存を伝え、リズに自分の無罪を証明する為の計画を語り始める。。

 

カウンセラーの元へとやってきたフランキーは、イマーンの供述内容を告白。
そして彼女に必死に真実を警察に述べる様懇願するが、逆に通報を受けた警官がやって来る事を告げられる。
やがて追い詰められたフランキーは、線路越しのフェンスの上で発砲を受け・・・

 

 

 

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 ・・フランキーがまさかの銃弾に倒れる!!

なんて事は絶対にありえないので安心しきっていますが、テンポが良く中々スリリングなエピソードでした。

あらすじからは敢えて割愛しましたが、ファーガソンの殺害を遠回しにカズに自供したジャクソン等の展開がかなり気になりますw

ここら辺をもし彼女が受け入れられるのなら、二人はもう、初の看守と囚人の垣根を超えたカップルとして成立しちゃうんじゃないかな・・

 

ソーニャの怖さは前シーズンよりもかなりグレードアップされ、自己保身の為なら何でも熟せる真の悪女に変貌しそうです。

そんな彼女を信じ続けるブーマーは相変わらず切ないですが、この気持ちは凄くよく分かる。

 

・・人間誰しも、自分に都合の悪い真実からは目を背けるもの。。

ましてや、自分を唯一本名で呼んでくれる相手なら尚更。。。

 

リズはそんな彼女の軍門に下るのか、或いはまた告げ口しちゃうのか・・

古参キャラの人物像の掘り下げ方が上手く、ヴェラも含め、あらゆる難問が再びてんこもり状態になってきました。

 

ルビーとリダの繋がりは何となく分かってきましたが、結局はルビーを追い詰めたのがリダなのだとしたら、この贖罪も果てることなく続いていくのでしょう。

 

・・ウェントワースらしくなってきましたね。。

復活して早々ダークウェブに手を染めちゃってるルーシーなんかは、正に塀の中の懲りない面々

 

アリーはビーの復讐が成し遂げられた事で、一旦は落ち着いている様に見えますが、この先必ず主役候補に躍り出てくる事を期待してます。

だって、アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされてもまだ、ウェントワースに出演し続けてくれているんですから。。。

・・え、しつこい・・・?・・・・・^^;

 

某ドラマの女優の様に、知名度が上がった瞬間にちゃっかり卒業して、崩壊したストーリーを横目にギャラのいい主演ドラマに精を出すような事がありませんように。。。

シーズン6第3話の感想はコチラ

www.mariblog.jp

 

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